あらすじ

エスメラルダは海人の園トリトニアの王族のひとりとして生まれた。 生まれた時の占でエスメラルダは長じて後、勇者と浅からぬ縁を結ぶであろうと予言された。 両親はそれを娘がいずれ勇者と結ばれるのだと早合点し、そのつもりで娘の教育に当たった。 そして成人して間もなく、トリトニアに勇者と呼ばれる男が出現する。 幾百年もの間、トリトニアに勇者と呼ばれる者は現れていなかったから、エスメラルダとその家族は占の信憑性を確信し、勇者に対して猛アタックを始めた。 が、勇者には既に思いを寄せる女性がいてしかも相思相愛、おまけにその相手はエスメラルダの再従姉妹に当たる王女だった。 何から何まで自分より劣る王女が自分の伴侶となるべき勇者の心を掴んでいることが、エスメラルダには信じられないし許せなかった。 王女の幼さも、勇者が自分に冷たく当たることも、エスメラルダには納得のいかないことばかりで、エスメラルダは王女に辛く当たってばかりいた。

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小説を読もう2026/07/21
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