あらすじ
人のために場を整え、いつも自分の負担を「通常営業」で済ませてしまう法学部生・三嶋陽菜。そんな彼女の前に現れたのは、静かで言葉が短く、けれど誰より正確に人を見る椎名澪だった。民法総則演習、隣席、ミルクティー、名前のついた水曜日。二人は法律の言葉を借りながら、友情とも恋ともまだ呼べない距離を、少しずつ測っていく。相手が同性であることへの戸惑いも、近づきたい気持ちも、なかったことにはしない。問い、考え、言葉を交わし、やがて自分たちなりの関係を選び取っていく、じれじれ法学部ラブコメ。
※連載版を土台に、章構成・視点・文章・エピソード配置まで全面的に組み直した、大幅改稿による完全再編集版です。