あらすじ
「大魔道士リタ、魔王をぶちのめして帰ってくるけえ!」
魔王国の侵攻にさらされたレグナ王国。自称「大魔道士」の女魔法使いリタは、幼馴染の騎士、聖女、斥候とともに魔王討伐へ出発する。
リタは何でも人より少しうまい。けれど、どの道にも自分以上の専門家がいる――そんな器用貧乏だ。それでも胸を張り、よく笑い、仲間たちを前へ進ませていく。
旅の途中、襲撃された町で一行を助けたのは、空色の瞳を持つ青年ソラだった。
王国剣技を使いながら素性を語らず、名も知らない「師匠」のことばかり誇らしげに話すソラ。妙に謎の多い彼と旅をするうち、リタは一人の男としてソラに惹かれていく。
ソラは何者なのか。なぜ魔王を倒そうとしているのか。そして、旅の終わりまで隠そうとしている願いとは。
これは、自称大魔道士と空色の瞳を持つ青年が、失われたものの先に帰る場所を見つける物語。