あらすじ
こちらの作品は、『カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】』応募作品です。
応募要項に従い、ト書き形式の書き方となっております。
【あらすじ】
――赤眼エルフって知ってる?――
そんな街角の噂話。けれど、つい耳をそばだてて聞いてしまう少年が居た。
少年の名はリュウト。
かつて異世界に召喚された母と、異世界のエルフとの間に生まれた少年。
魔王によって蹂躙された異世界は、勇者を求めた。
英雄召喚の魔法によって呼び出された異邦人たちは、現地の人々の期待に応えて魔王討伐へと乗り出す。
その旅の中、心を通わせた男女がいた。未来を誓い合って恋人がいた。
けれど、それは魔王討伐と同時に発動した送還魔法によって引き裂かれる。
母とともに、身ごもった子は故郷へと帰ったのだった。
だが、物語はそこで終わらない。
異邦人の召喚と言う他人任せの解決をした結果、世界に歪みが生じる。
リュウトはその流れに、否応なく巻き込まれていくのだった。
1.旅立ち
物語は地球から。
亡き母の後を継いで、地球へと現れる異世界の化け物を退治するリュウト。
かつての母の仲間たちと討伐を行っていたが、ある日、かつて魔王を倒した英雄すら打ち倒す武器を持った異世界人が現れる。
死にかけた仲間から伝えられたのは、異世界では英雄の肉体が武器になること。その材料狩りのために、地球は狙われているということ。
リュウトはなんとか逃げることが出来たが、彼の仲間や既に死んだ母の骨は奪われてしまう。
リュウトは決着をつけるべく、異世界へと向かう。
2.紅眼
異世界へと旅立ったリュウトは、同じ紅眼の運命を背負った少女ネルと出会う。
彼女は現在のシンガルドにおける異邦人や紅眼の運命を語る。
ネルは魔物を抑えるために辛うじて集落に受け入れられていたが、けっして状況はよくなかった。
翌日、リュウトは襲い掛かってきた魔物を倒すが、その後、ネルは用済みとして捨てられてしまう。
3.エルフの森
父の故郷へと訪れたリュウトは、状況を聞く。
異邦人が集められていると言う場所に向かおうとしたが、その際にオルクを置いていくように言われる。
難色を示すリュウトに、王は試練を貸した。
無事に試練を突破したリュウトは、改めて旅立つのだった。
4.王女リア
厳重に警備をされた砦。紅眼が居ると言う情報を得たリュウトは潜入する。
その最中、リュウトはリアと出会う。
同じ紅眼である彼女は、リュウトに取引を持ち掛ける。
それを受け入れたリュウトは、二人で王都へと向かった。
5.紅眼同盟
王都の地下では紅眼と異邦人に対する人体実験が行われていた。
侵入したリュウトは辛うじて危機を脱するが、追っ手が放たれる。
逃げ出した先、草原でリアは語る。紅眼が当たり前のように生きられる国が欲しいと。
それに同意したリュウトは、生きるために弓を手に取った。
コンセプト:
異世界召喚ファンタジーに悪意を追加。
運命に翻弄されながらも戦う少年の苦悩。
強い人が悪意の中でも道を切り拓いていく。
既存作品で例えるなら、サモンナイトシリーズ。
登場人物:
主人公:リュウト
地球人の母と、異世界のエルフを父に持つハーフエルフ。
父譲りの金髪と弓の腕、母譲りの魔法力、そして、異邦人とのハーフ特有の紅眼が特徴の少年。
真面目で忍耐強いものの、幼い頃から母の友人である英雄たちに囲まれたせいか、人の善性に期待しすぎてしまうところがある。
戦闘では神弓オルクと、石から様々な矢を生み出して戦う。
ヒロイン:リア
シンガルドの王族と異邦人の間に生まれた少女。
プラチナブランドの長い髪と整った顔立ち、そして、紅眼の三白眼を持つ。
彼女も紅眼特有の高い魔力を持ち、リュウトに負けず劣らず高度な魔法を操ることが出来ず。
王族ではある者の、シンガルドでは迫害対象の紅眼であるために存在を抹消されていた。
オルク:
リュウトが扱う弓。人格を持っており、彼の保護者の代わりでもある。