あらすじ
大手映画会社の新日本映画社長・安保田鶴吉は窮地にたたされていた。
期待していた新作映画は次々と不入りで、それを穴埋めをすべく手を出した不動産投資にも大失敗していた。
それを挽回する切り札は新日本映画の看板映画「大怪獣 ギジラ」シリーズだった。
これまで「ギジラ」は戦後の日本が舞台だったが、安保は思い切ってその舞台を戦国時代にすべく超極秘プロジェクトを企んでいた。
敏腕プロデューサーの倉田騎士を呼び出し、1本の戦国時代と昭和を行きかうタイムリープ映画「日本でいちばん長い6月2日 〜本能寺の変の秘密〜」を隠れみのに社運を賭けた超大作の大怪獣「ギジラ S」を製作するように命令する。
「ギジラ S」で、ギジラと戦うのは織田信長。
まず「ギジラ S」と「日本でいちばん長い6月2日 〜本能寺の変の秘密〜」でも主役の織田信長を演じる役者選びが難航する。
主演の役者が決まって撮影に入るも早くも極秘の「ギジラ S」の情報が漏れだした。
倉田は偽情報を流し食い止めようとするも、今度は撮影現場でトラブルが。
全世界公開の年末の公開日は既に決まっていて延ばすことは絶対出来ない。
大混乱の中でも撮影は続いて行くが、やがて情報を流していた意外な人物と黒幕が分かり……。
倉田騎士……新日本映画社を支えるベテランの敏腕プロデュサー、これまで数多くのヒット作品を世に送っている。愛称は騎士(ナイト)さんでイケオジである。
安保田鶴吉……新日本映画社のヤリ手のワンマン社長。二代目でもある。
吉川シゲル……「ギジラ S」の主役織田信長役に抜擢される。人気アイドルグループ・ヨーヨージェツのメインボーカルでエース、最近ではジェツが活動休止中で今は俳優業がメイン。
小山崎俊作……若手トップの人気男優、大河ドラマでも主役を務めた本格派。「ギジラ S」の本来の主役であったが、ハリウッド進出をもくろみ主役を断る。
間万作……VFXを使いこなし、これまでに多くの世界的映画賞を受賞した日本を代表する映画監督。
ダマスカス平良……ヒット作品は全作品の2割程度の若手監督で間の弟子。過去に大コケ作品が多数も、予算内でどんな作品も期限内に完成させる合理主義の一面を持つ。しかし現在は地球平面説に嵌っている。