あらすじ

高校二年の春。 その日、校内に貼られた奇妙なポスターが話題になっていた。 『青春生成研究部 部員募集』 そんな部活動は、学校のどこにも存在しない。 活動内容も、連絡先もない。 書かれていたのは、一つの問いだけだった。 ――未来のわたしは、今を青春だったと呼べるだろうか? ポスターに隠された手がかりを追い、図書室へ辿り着いた最円薫。 しかし薫は、用意された謎を解こうとはしなかった。 本ではなく人間を観察し、仕掛け人を見つけ出す。 その少女の名前は、二見瑠花。 彼女は、青春が生まれる条件を調べ、意図的に「青春らしい状況」をつくろうとしていた。 そして、自分が仕掛けた謎ではなく、自分自身を見つけた薫に目をつける。 けれど薫は、青春らしく振る舞うために自分を偽るくらいなら、何もない日々の方がましだと考えていた。 青春をつくりたい少女と、仕組まれた青春を嫌う少年。 偽物から始まった時間は、いつか本物の青春になれるのか。 これは、青春をつくりたい少女に目をつけられた俺が、黒歴史を量産してしまう物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/20
  • 現在の作品青春をつくりたい少女に目をつけられた俺は、黒歴史を量産してしまう。