あらすじ
冒険者志望の少年、ラルフが持っていたスキルは『魔石フェンサー』。
ギルド職員さえ聞いたことがないような激レア……というよりも珍スキルだった。使い方も判らない。効果も判らない。
ないないづくしのまま、フェンサーって名前だし剣士っぽいなにかだろうと軽く考え、ラルフは剣を手に冒険者生活を始める。
そして初めてゴブリンを倒したときに得た『魔石』を手に持ったとき、ラルフは唐突に悟った。「この力とは、魔石を剣として振るうのだ」と。それは普通の武器よりもはるかに強力なのだと。
しかし、冒険者の収入源である『魔石』を武器として消費するという珍スキルのため、ラルフの暮らしが良くなる見込みはなかったのだ!
そんな折、彼はやはり珍スキル『魔石ブレンダー』なるものをもった、少女と見まごうばかりの美少年ダニエルと出会う。
普通に女だと思って守ろうとしたり、誤解が解けて冷たい目で見られたりしながらも友情を深めていった二人は、バディとしてメジド大迷宮に挑んでいく。
ラルフ(14)
赤茶けた髪と黒っぽい目を持った少年。孤児で、物心つく前から農場の手伝いをして暮らしていた。そのためかなりの細マッチョ。
物事を軽く考える性質であり、あまり悲観的になることはなく、孤児だったゆえに似たような境遇の人や女子供を守ろうとする傾向がある。
専門的に剣を学んだわけではないので剣技は完全に我流。
困ったときはとりあえず進め、というタイプ。
ダニエル(14)
蜂蜜色の髪と青い目の美少年。声も高いため、普通に女の子に見える。
ラルフは、女であること隠すために男性名のダニエルと名乗っているのだろうと、勝手に誤解して勝手に守ろうとした。
チャクラムというリング状の投げナイフを自在に操り、中距離戦けっこう強いが、体重も軽く近接戦闘は弱い。
『魔石ブレンダー』という、2つ以上の『魔石』をかけ合わせて新たな力を生み出すという珍スキルを持つ。
困ったときは引いて立て直せ、というタイプ。
アイリーン(15)
ダニエルの姉。ヒロイン1。
弟から想像できるとおり、ものすごい美少女。金に近い髪と青い目。なかなかのお胸さまを持ち、大変におモテになる。
そこそこ徳の高いプリーストなのだが、弟に対しては罪のない毒舌で攻撃してくる。ダニエルがピーキーな武器を使ってることに関して、もうちょっと使いやすいモノにすれば良いのにと思っている。
弟の初めての友人であるラルフに、次第に惹かれていく。
カレン(14)
ヒロイン2。
冒険者チーム『ドンファン』所属の魔法使い。黒髪で緑の目。ラルフやダニエルと同い年のためギルド内で顔を合わせているうちに親しくなる。
チーム構成員は大人で成熟しているため、初めて目にする「頼りない男たち」に興味津々。
次第に、ラルフとダニエルの間で揺れるようになっていく。
ポール(55)
冒険者ギルドの幹部で、おもにカウンターにいる。
でっぷりと太った中年男。
あまりやる気はなさそうだが、何くれとなくラルフとダニエルの世話を焼いてくれる。