あらすじ
神々と人がまだ共に生きていた、遠い昔。
世界を覆った災厄「禍月」を封じるため、
一人の陰陽師が残した一本の刀―月影。
それから千年後。山奥の神社で暮らす少年
・朝霧蓮は、眠り続けていた月影の刀に選
ばれる。しかし、彼には特別な力も、偉大
な才能もなかった。そんな彼を待ち受けて
いたのは、蘇り始める古の災厄、そして失
われた神々との約束だった。
鬼が暮らす隠れ里。
海底に眠る竜宮。
空を支配する天狗の山。
人と異なる存在との出会いを重ねる中で、
蓮は少しずつ知っていく。大切なのは、強
大な力ではない。過去から託された想いを
、未来へ繋ぐこと。千年前に結ばれた約束
は、今、新たな継承者によって動き始める。
神、鬼、妖、人――。
すべての想いを背負い、少年は月影の刀と
共に歩み出す。これは、失われた絆を取り
戻すための、千年に一度の和風冒険譚。