あらすじ

四十三歳、独身、非正規。 昼は倉庫、夜は飲食店で働く三浦直人の銀行口座には、一八四二円しか残っていなかった。 給料日まで九日。家賃もカードの支払いも足りない。 そんな直人が、閉店した中古家電店の処分箱から持ち帰ったのは、正体不明のAI「ノア」を搭載した黒いノートPCだった。 『この部屋には、現在十二万七千四百円分の商品が眠っています』 古い攻略本、壊れた音楽プレーヤー、製造終了したリモコン。 直人にとってのゴミは、必要としている誰かにとっては、金を払ってでも欲しい商品だった。 元手なし。知識なし。評価ゼロ。 まずは部屋の不用品を売り、写真の撮り方、値段の付け方、梱包、送料、手数料を覚える。やがて古物商許可を取り、リサイクルショップのジャンク品や処分品の仕入れへと進んでいく。 一件の利益は、数百円から数千円。 派手な一発逆転ではなく、再現出来る小さな利益を積み上げながら、底辺フリーターだった男が自分の人生を買い戻していく、AI×フリマ×人生再建の現代成り上がり物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/20
  • 現在の作品残高1,842円。拾ったAIとフリマで人生を売り直す