あらすじ
目を覚ますと、そこは月だった。
文明を築き、穏やかに暮らす二足歩行のうさぎたちの世界。主人公はネザーランドドワーフの少年として生きていた。
しかし彼は、自分が「人間だった」ということだけを覚えながら、それ以外の記憶をすべて失っていた。
手には、月世界では誰も知らない古い通信機「ポケベル」が握られている。画面には意味不明な数字の羅列。
そして夢の中で交わした、誰かとの「やくそく」。
記者として月世界を取材する日々の中で、この世界の不思議を知っていく主人公。
失われた記憶、謎のポケベル、そして交わした約束とは――。
優しくて少し切ないファンタジー。