あらすじ
2024年の首都圏連続強盗「事案A」から、2036年のスマート集落襲撃「事案Z」へ。姿なき首謀者が技術の進化と共に闇の帝王へと上り詰め、やがて自滅するまでの大河犯罪ドラマです。
【事案A】とは。事案の指示役や仲介役「案件屋」が次々と逮捕される中、警察の執拗なスマホ解析の手すら届かない「真の首謀者(カタリスト)」がいた。男は実行役とも指示役とも直接通信せず、海外の匿名掲示板に暗号化されたターゲット名簿(裏名簿)を書き込むだけの存在だった。2026年、警察が「事案Aの全貌を解明」と記者会見を開くのを冷笑しながら、男は強盗の分け前として得た莫大な資金を暗号資産に換え、日本の司法が及ばない東南アジアの租界へと高飛びする。彼は人間を駒にする犯罪の「限界」を悟り、次の時代の武器、すなわち「AI」の開発に全資金を投じ始めたのだった。