あらすじ

第三部で旧沿岸都市群の海と流域をつなぎ直したリリィたちは、北方高原の旧観測拠点リューネから届いた短い通信を受け取る。 「季節の水が、戻ってこない」 北方高原では、本来なら雪解け水が草地や湿原を潤し、川となって下流へ流れるはずだった。 しかし、雪解けは途中で途切れ、貯水池の水は一晩で消え、湿原は乾き始めていた。 さらに、乾いた川底へ突然、冷たい濁流が流れ込む。 水は消えたのではない。 どこかで止まり、どこかで壊れ、別の形で流れ出している。 見習い記録係カナタ、牧草地の人々、高原道の管理者たちとともに、リリィたちは雪解け水の行方を追う。 旧排水路、乾いた湿原、崩れた高原道、止まった水脈。 そして、季節の水を狂わせている見えない原因。 守られ続ける世界ではなく、自分たちで巡らせる世界へ。 第四部では、北方高原を舞台に、雪・湿原・草地・家畜・下流都市をつなぐ「季節の水」の再生が始まる。

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小説を読もう2026/07/20
  • 現在の作品調和の守護者 リリィ&コピ第四部