あらすじ
「核の負債をゼロに。4人のハッカーがペダルを漕ぎ続けた7年間の奇跡、ここに完結!」
札幌・北二十四条の小さな居酒屋「しんや」の奥座敷から始まった、4人のハッカーによる近未来Speculative Fiction、ついに堂々の全5巻完結!
元一流商社マンの蓮見、現場叩き上げの熱い土木職人・大輔、流体力学の天才・拓海、数理と財務を司る一ノ瀬。彼らサイクリングクラブの面々が仕掛けた「融解塩炉(MSR)」と「全固体マイクロ炉(SMR)」のインフラサブスクは、過疎に泣く長野県南牧村から始まり、青森、熊本、能登、伊豆諸島、そして国家の最高聖域・永田町の地下までを爆速でハックしていった。
不毛な政治対立や古い思想をすべてバイパスし、圧倒的な「経済の実利」と「カーボンニュートラルの技術」で世界を真に豊かにしていく彼らの挑戦。それは、過去150年分の使用済み核燃料を安全に完全燃焼させ、核の灰の半減期をゼロにするという、後世の子供たちへの最大の恩返しでもあった。
丸7年が経過し、世界中にそのシステムが行き渡ったとき、大きくなりすぎた利権を巡って彼らが下した、あまりにも謙虚で美しい決断とは――?
JRや地域電力会社への事業分割移譲、大輔のまさかの婚活宣言、そしてフラリと現れた若い外務大臣が語る、世界のシンギュラリティ。
傲慢にならず、力を持ってもどこまでも謙虚に国を愛した男たちが、最後に掴み取る「小さな幸せ」の物語。
技術と真心、そして冷えたサッポロビールが織りなす、至高の近未来ハックストーリー。彼らの永遠なる居酒屋談義の結末を、ぜひその目で見届けてください!