あらすじ
あらすじ
世界には、神話、民話、都市伝説、怪談――数え切れないほどの「伝承」が存在する。
人々はそれらを空想や迷信として忘れ去ろうとしていた。しかし、伝承は今もなお、人々の記憶と心の中で息づいている。
趣味で世界各地の伝承や怪異を調べ続けていた青年・神代湊は、ある事件をきっかけに、人の認識が歪むことで怪異と共鳴し、怪人となる現象を目の当たりにする。
怪人化の原因は怒りや欲望ではない。不安、恐れ、ストレス、迷いによって世界を一つの解釈でしか見られなくなったとき、人は怪異と共鳴してしまうのだ。
その事件の中で湊は、伝承と存在の心を結ぶ装置「ウェーブユナイチャー」と出会い、伝承と心を響かせる力――「伝心」を得る。
伝心によって、人と怪異、過去と現在を繋ぎ、伝心蒼刃フェリュネクスとして数々の伝承の力を受け継いでいく。
一方、古代シュメール文明に起源を持つ装置「ゲートイグニチャー」を巡り、秘密結社、怪人、堕天使、そして人類の認識を超えた存在「アンノウン」が、それぞれの思想を掲げて動き始める。
力を求める者。管理しようとする者。怪異として生きる者。そして、世界そのものを書き換えようとする者。
さまざまな信念が交錯する中、湊が選んだ道は、敵を滅ぼすことではない。
理解できないものと向き合い、その心を繋ぐこと。
これは、伝承と人の想いを未来へ受け継ぐ、一人の青年の「伝心」の物語。