あらすじ
神という概念すら無かったその時代。
人々は祈るということをしなかった。
心の拠り所というのは明確なものであり、頼れる村の長や腕っぷしが取り柄の旦那や口達者な商人等、形のある強さを持った者達が畏敬の念を浴びていた。
やがてそれは人知を超えた災害に立ち向かうこととなる。
人知の超えた災害を畏怖した人々は、それを神と呼び崇め、祈ることを覚えた。
そして、いつの時か、その畏怖を集める人間が現れ、現人神と崇められた。
理解の及ばない力と奇跡を持つ者を神と呼んだ時代の到来だった。
そして、ここにもまた1人。
砂地と熱帯雨林、数少ないオアシスにアマゾネスの集落。
女性出生率100%という、外部から人を……男を招く他無く、諸外国からは犯罪者や奴隷といった階級の男を交渉材料に油田や木材といった資源との取引の他に、アマゾネスの戦士が交換材料となっていた。
アマゾネスの多くは犯罪者や奴隷の男達に辟易しながらも、種の保存のためには妥協するしかなく、より良い男を求めて強さを求めるのが常となっていた。
諸外国から求められる戦力にさえなれば、諸外国へ赴き選びたい放題というわけだからだ。
しかし、戦士も資源も無いとなれば国はやがてやせ細る。
そんな折に報せが1つ。
アマゾネスに男が生まれた。