あらすじ

東京には、地図に載らない部署がある。長く使われた器物や場所に宿る精霊が、持ち主に忘れられた想い――落とし物、言えなかった言葉、果たせなかった約束――を抱えきれず「あふれ」を起こすとき、それを鎮めて回収するのが東京精霊管理局・遺失物課だ。新人局員の真尋が組まされたのは、セン。廃止された地下駅の精霊で、「別れの想い」を抱えすぎて危険物指定を受けた、無表情な青年だった。缶コーヒーを待ち続ける自販機、二十年前の家出を抱えたコインロッカー。小さな案件を重ねるふたりの前に、取り壊し直前の歩道橋が四十年分の告白を抱えて暴走する大事件が起きて――。回収した想いは、どこへ行くのか。軽快な会話と、じんわり泣ける都市ファンタジー。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/19
  • 現在の作品東京精霊管理局・遺失物課