あらすじ
辺境伯領で、自分の出生にまつわる記録を見つけたリツ。
母親かもしれない女性・エリシアの存在。
父親と思われる竜医の痕跡。
そして、竜たちに守られていた赤子の記憶。
自分は捨てられたのではなく、守られていたのだと知ったリツは、アルトや竜たちと共に王都へ戻る。
しかし、王竜のたまごがリツのそばでしか孵らない可能性が明らかになり、王宮は再びリツとたまごの扱いを巡って動き出す。
愛し子として、王竜のたまごを守る者として、リツは王宮で問われることになる。
どこで生きたいのか。
誰のそばにいたいのか。
何を選ぶのか。
不安に震えながらも、リツが選んだのは、竜舎で竜たちと共にいる未来だった。
「俺は、竜舎にいたいです」
「アルトのそばにいたいです」
リツの言葉を、アルトは誰よりも近くで支える。
一方、王竜のたまごは日ごとに温かさを増し、竜たちも落ち着かない様子を見せ始める。
たまごが目覚める日は近い。
愛し子として、そしてアルトの恋人として。
リツは自分の居場所を選び、アルトもまた、リツと共に生きる覚悟を深めていく。
守られてきた過去を知ったリツが、今度は自分の未来を選ぶ完結巻。
竜に愛されし青年と、最強竜騎士の溺愛ファンタジーBL、第三巻。