あらすじ
カストリ特撮オマージュ。
狂気か愛かコメディか?
妄想としての多種多様な物語が、マルチバースのように織り込まれ紡がれていく。
1952年の新春から巻き起こる、架空戦記お色気SF怪奇人情物語。
ナチスの帽子をかぶったまま、長い紐毛皮に体をウネウネと敏感な恥部をマッサージされ、着ている方が恥ずかしい、羞恥心を煽る極小服の隙間から白い肌をこれでもかと露出させてクネクネ悶絶しているぼくの肉体に釘付けになる。
その円盤の中から出てきた二体のモンスターは吐き気がするほどに悍ましい姿をしていた。
ひとりは、アドルフ・ヒトラーの顔を中心に、機械の身体で構成されたような、メカヒトラーのような機械のモンスターと、ヒムラーの顔にいくつもの醜い腐臭の漂う肉塊で作られたような腐敗した肉の巨人、ミートヒムラーのようなモンスターだった。
この世界は本当のアザトースが作ったものではなく自分を含めた全てが、仮想空間でアザトースとして作られた狂子の夢であるのかすら怪しいと、自分が存在する、この世界全体を疑いだしていたのだった。
それが故。真に退屈な宇宙であればアザトースを目覚めさせて全てを無に戻せるのか試してみようとも考えているのだった。