あらすじ
Snow flakesのライブや物販に必ず現れる、ひとりの女性ファン。
プレゼントを渡すとき。
写真を撮るとき。
人混みですれ違うとき。
コウタは、何度も身体に触れられていた。
最初は偶然だと思っていた。
気にするほどのことではないと、何も言わなかった。
けれど、触れ方は少しずつ長く、馴れ馴れしくなっていく。
スタッフから注意を受けても、女性は悪びれない。
「コウタさん本人は、嫌だと言っていません」
応援と称して境界を越え続けるファンと、拒絶の言葉を口にできないコウタ。
やがて、ライブ会場で起きた決定的な出来事をきっかけに、女性の出入り禁止が決まる。
しかし彼女にとって、それはコウタに会うことを禁じられたのではない。
ただ、ライブ会場へ入れなくなっただけだった。