あらすじ
事故で声を失った高校生・紬。
幼馴染の奏太は毎日病室を訪れ、彼女がスケッチブックに書いた言葉を、代わりに声にしてくれていた。
本当はずっと彼が好き。
でも、自分のせいで奏太の未来まで縛りたくない。
退院を前に、紬は最後の言葉を書き残す。
『今までありがとう』
『もう来なくていいよ』
『さようなら』
しかし奏太は、最後の一行だけを読まなかった。
「別れの言葉だけは、絶対に代わりに言わない」
声を失った少女と、彼女の言葉を読み続けた幼馴染。
声にならない想いが届くまでの、切なくも温かな恋物語。