あらすじ
「マルロ、紹介したい人がいる」
シャルマン・アリシアンは、マルロ・シャーロッテへと告げた。
そんな彼がマルロへと紹介しようとしたのは、赤髪の伯爵令嬢エミレス・ローア。
自身の描いたシナリオ通りに婚約破棄を成立させようとしたシャルマン。
ところが、マルロは予測不能なマイペース令嬢。
突然スコーンを食べ始めたかと思えば、「取り乱し」を「鳥見出し」と解釈して、茶会場に鳥たちを呼び出してしまったり……。
マルロの規格外なマイペースさに引きずられ、完璧主義なシャルマンのプライドはズタズタのボロボロ。
しかし、それでも婚約破棄は成立し、マルロは未練ひとつ見せずに去っていった。
そんな彼女が去った後に遺された『完璧な紅茶の淹れ方』の本から露呈するのは、シャルマン自身も知らなかった本当の気持ち。
本当の愛とは何か。婚約者を手放してから恋心に気づく、完璧主義な公爵の、ほろ苦い婚約破棄コメディ。