あらすじ
帝都暁京で、奇妙な怪死事件が起きる。
華族の令息が、自室で白骨死体となって発見された。死後数時間しか経っていないにもかかわらず、骨には百年分の老化が刻まれていた。
警察が手を焼くなか、事件処理を依頼されたのは、葬儀屋令嬢・鴉羽紗夜。
紗夜は従僕の朧を連れ、死体の骨に触れる。そこに残っていたのは、七年前に鴉羽家を襲った者たちと同じ紋章だった。
白百合。
一族を滅ぼした秘密結社が、再び動き出したのだ。
紗夜は復讐のため、事件を追う。朧は契約に従い、完璧な従僕として彼女に仕える。
茶を淹れ、馬車を操り、敵を殺し、死者の骨を喰う。
だが、事件を解くたび、紗夜は知っていく。