あらすじ
不愛想でやんちゃな1年生・黒梅蒼真は、人間関係にとんと興味がない。 学校中から「怖い」と噂される彼が、ある日を境に同居することになったのは、 天真爛漫でクラスの人気者・桜庭陽菜。
最初はただの日常だったはずの二人の生活に、少しずつ変化が滲んでいく。 文化祭、体育祭、そして互いにしか話せなかった過去の傷。 気づけば二人は、誰にも言えないまま、想いを募らせていた。
そして迎えた2年生の春、事件は起きる。 悪ノリ全開の担任・音無涼子先生の巻き添えで、蒼真はクラス中の前で 公開告白をする羽目になる。しかし返ってきたのは、まさかの「嫌です」―― そこから始まる、まさかの大逆転プロポーズ。
不器用で、鈍感で、けれど本気だけはまっすぐな二人の "無自覚カップル無双"物語、開幕。
登場人物
黒梅蒼真(くろうめ そうま) 主人公。やんちゃ・成績不振(表向き)だが実は地頭が良い。先天的にASD気味で 他人の感情の機微に疎く、人間関係にそもそも関心が薄い。不愛想で「怖い」と 評判で近寄りがたいと思われているが、実はやんちゃ界隈から無自覚の「裏ボス」 的存在として一目置かれている。母は物心つく前からずっと入院中、父は単身赴任中。
桜庭陽菜(さくらば ひな) ヒロイン。勉強は苦手だが、同性から支持される天真爛漫なカリスマ性を持つ。 誰も一人にしたくないという想いから、誰にでも分け隔てなく声をかける。 母親同士が旧知の仲だったことから、蒼真を自宅に迎え入れる。
桜庭由美子(さくらば ゆみこ) 陽菜の母。蒼真の母・智子と旧知の仲で、蒼真を快く家に迎え入れた、 面倒見の良い女性。
陽菜の父 出張がちで滅多に家におらず、突然帰ってきては騒がしく去っていく ギャグ系キャラ。
音無涼子(おとなし りょうこ) 蒼真たちのクラスの副担任。名前とは裏腹に賑やかで生徒の恋愛事情に 首を突っ込みたがる。実は1年生の頃から二人の関係の変化をずっと 見守っていた。
赤城大和(あかぎ やまと) 3年生の先輩。学校の勉強に見切りをつけ、蒼真とはゲームセンターで 出会い意気投合する。「四天王」と呼ばれる留年組の一人。
東條樹愛羅(とうじょう きあら) 3年生の先輩。蒼真の中学時代からの幼馴染。人を寄せ付けない空気を 纏っているが、懐に入れた相手には面倒見が良い。蒼真に一方的な シンパシーを感じており、蒼真と陽菜の関係を気にかけている。 こちらも「四天王」の一人。
高橋・中村 2年A組のクラスメイト。蒼真にとって、陽菜と付き合い始めてから 初めて名前を意識するようになった同級生たち。