あらすじ

省エネで生きると決めていた。  人付き合いは最低限、人生の目標と趣味を優先して、静かに暮らす。  俺の大学生活はそれでいいはずだったのに―― 「友達、欲しいよぉ……!」  ある日の夜、同じ学部の霜月 雫(しもつき しずく)が隣のベランダで号泣しているのを聞いてしまった。  クール系美女の誰も知らない正体は、友達ゼロ人の感情が死ぬほどデカくて重たい人だった。  成り行きで、彼女の『唯一の友達』になった日から、俺の静かな大学生活は終わった。  記念日は一週間刻みで祝われ、返信を十分放置すれば未読は二十五件、SNSの投稿は俺の名前で埋まり、知らない間に部屋がお揃いのアイテムで侵略されていく。  こうして、俺の静かな大学生活は終わった。  その代わりに始まったものの名前を、俺たちはまだ知らない。

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カクヨム
カクヨム2026/07/19
  • 現在の作品隣の部屋の霜月さんは感情が激重デカくてめんどくさい