あらすじ
【本日7/19 新規連載開始|30話・約6万字を一挙公開】
かつて「世界を滅ぼした男」と呼ばれ、人間によって封印された災厄――アダムス。
3000年の眠りから目覚めた彼が望んだのは、復讐でも支配でもなかった。
人間と過ごしてみたい。
ただ、それだけだった。
相棒は、言葉を喋らず、お金とお洒落には目がない、手のひらサイズのミスリルゴーレム。
二人は廃屋を改造し、男のロマンを詰め込んだ移動式拠点――『空飛ぶワンルーム』を造り上げる。
瓦礫に埋もれた街では、病に苦しむ人間のために薬を作る。
灼熱の砂漠では、3000年前には存在しなかった異変を調べる。
王都では、空飛ぶワンルームを「飛竜」と言い張り、飛行許可を取るため竜騎士の試験に乗り込む。
人間は、よく分からない。
非効率で、不完全で、予想外のことばかりする。
だから、面白い。
壊れた世界を旅しながら、アダムスは少しずつ人間を知っていく。
そして、その旅の先で明らかになっていく。
なぜ世界は壊れたのか。
なぜ人間は、アダムスを封印したのか。
そして――本当に世界を壊していたのは、誰だったのか。
世界を滅ぼした男と、がめつい小さなゴーレムが行く。
これは、壊れた世界を直しながら、ひとりの男が初めて「人間」を知っていく旅の物語。
毎日21時10分更新。
100話以上・20万字以上を執筆済みです。