あらすじ
俺は三十八歳で営業部課長になった。
誰もが名前を知る大手企業。
同期の中では異例とも言える若さでの抜擢だった。
だが、順風満帆な人生だったわけじゃない。
大学卒業後は就職に失敗し、契約社員、派遣社員と、職を転々とした。
ようやく今の会社へ入社できた頃には、同年代の連中はすでに主任になっていた。
俺だけが、ヒラ社員で給料も低かった。
世間では年金2,000万円問題が話題になった時期だった。
このままでは、確実に老後破綻する。
焦りと悔しさがあった。
だから決めた。
誰よりも結果を出して登り詰めて金を稼いでやる。
その一心で走り続けた。
努力は裏切らなかった。
営業成績は毎年トップクラス。
三十八歳で営業部課長に就任した。
ようやく負け組人生を抜け出した。
そう思っていた。
だが、ある事件をきっかけにその人生に幕を降ろすことになる。
生まれ変わった異世界で、管理者スキルを活かして小さな商会からやがて世界の一大勢力へとのしあがっていく。
「管理者は人を育てるのが仕事だ。コミュニケーションをしっかりと取って、職場の人間関係を良好に保て。そうして部下の成長を促すんだ。管理者が失敗するのは人間関係だ」
管理者研修で学んだ事を肝に銘じて今日も人材育成に励みます。