あらすじ
突如として「いつどこに現れるかわからないダンジョン」が出現し、世界が崩壊の危機に瀕して20年。人類は、感情を遮断してマシーンのように戦う『感情抑制装置』を開発した「組合」を救世主として崇め、依存していた。
幼少期に強盗によって両親を惨殺された過去を持つ柊駆(ひいらぎ かける)は、組合に救われ、同じ孤児院出身の幼馴染・ミナと共にダンジョンを間引く戦闘員として命を懸けていた。過酷な戦いも、大切な家とミナを守るための誇り高い代償のはずだった。
しかしある日、ダンジョンの深部で装置に致命的な「バグ」が発生する。心の奥底に押し込めていた凄惨なトラウマと激しい感情が脳内にオーバーフローし、完全に調教されていた駆の「歯車」が狂い始める。
それは、世界の歪んだ真実へと繋がる、絶望と奪還の物語。