あらすじ
十六歳になると、誰もが神から『ギフト』を授かる世界。
少年ルゥが授かったのは、誰もがハズレと笑う『鍵職人』だった。
ルゥは自分のレベルを上げるため、『神の試練』へ挑む。そこで彼を待っていたのは、世界の管理者ルシフェルだった。
「この世界を救ってくれないか?」
ルシフェルは言った。
ルゥのギフトは『鍵職人』ではない。
世界にただ一人しか存在しない特別なギフト――『鍵司』だ。
『施錠』と『開錠』。
たった二つのスキルしか持たないその力は、扉だけではなく、魔法、空間、命さえも閉ざし、解き放つことができる規格外の能力だった。
塔の攻略を終えたルゥは、正体を隠しながら冒険者として活動を開始する。しかし世界では、ダンジョンと魔物が急増し、世界の崩壊が静かに始まっていた。
最強の力を持ちながら、決して目立ってはいけない。
これは、世界を裏から救う『鍵司』の英雄譚。