あらすじ
伯爵令嬢ティオレの婚約者は、戦場や社交の場でも冷酷非情と恐れられている騎士団長ケインだった。
政略結婚の相手として最初は怯えていたティオレだったが、一緒に暮らすうちに彼が人付き合いが苦手なだけのとても優しい人だと知る。
そんなある日のこと。日課となったお茶会で、ケインが小瓶を隠し持っているのが見えた。
街へ行って、その正体を突き止めるとそれが非合法の惚れ薬だと判明する。
どうやら彼は、自分が愛されるはずがないと思い込み、惚れ薬を使おうと毎夜葛藤しているらしい。
けれど倫理的な罪悪感から、毎回あと一歩が踏み出すことはない。
そんな不器用すぎる婚約者が、ティオレには愛おしくて仕方がなくて……。