あらすじ
他人の嘘や本心が「色」として見えてしまう特殊な体質のせいで、人間不信に陥っていた大学生の主人公。刺々しい色彩が溢れる世界に疲れ果てていた彼女が出会ったのは、一切の色を持たない「透明な声」を持つ青年だった。
過去の悲劇から自ら言葉を封じ、静寂の中に生きる彼。その無垢な存在に救いを感じ、次第に惹かれていく主人公だったが、彼の透明さの裏には、誰にも触れさせない深い傷跡が隠されていた。
色を恐れる少女と、声を失った青年。不器用な二人が、心に積み重なった哀しみを塗り替え、二人だけの「愛の色」を見つけるまでの物語。