あらすじ
滅びかけた祖国のため、海の孤島に棲む"竜王"のもとへ嫁いだわたし――セレナ。
恐ろしい化け物と噂されたそのお方は、けれど、恐ろしいほどに完璧で、優しくて。
わたしを、それはもう、大切に、大切に、愛してくださいます。
――ただ一つ。
夜、竜王さまの腕に抱かれて眠るとき。
寄せては返す波音にまぎれて、わたしの胸の奥から、"二つめの鼓動"が、聞こえるのです。
とく、とく、と。まるで、もう一つの心臓が、そこに在るみたいに。
※二人にとっては、最初から最後までハッピーエンドです。
※ほの暗く切ないホラー風味(不老の竜王の、途方もない執着)がありますが、ヒロインは絶対に傷つかず、竜王に永遠に愛されて幸せなままの物語です。幽霊やお化けは出ません。