あらすじ
毎晩午前零時、女性記者・早瀬美月のもとに差出人不明のメールが届く。
そこに書かれているのは、まだ起きていない事件の予告だった。
最初は悪戯だと思っていた美月だったが、新宿駅前で倒れる女、渋谷の雑居ビル火災、芝公園の歩道橋で起きる殺人未遂――メールの内容は次々と現実になっていく。
いったい誰が、何の目的で未来の事件を知らせてくるのか。
そして、なぜメールは美月にだけ届くのか。
やがて事件は、十七年前に死んだ新聞記者の父、そして失踪した母へと繋がっていく。
父が追っていた未解決の闇。
東京の再開発を巡る巨大な陰謀。
午前零時に交わされた、決して破ってはならない約束。
真実に近づくほど、美月自身もまた事件の中心へ引きずり込まれていく。
これは、午前零時に届く一通のメールから始まる、過去と現在が交差する都市型サスペンス。