あらすじ
帰る場所をなくした十五歳の少女、高瀬美帆。
東京で途方に暮れていた彼女が偶然見つけたのは、「ねこオアシスオハナ」という一軒の保護猫カフェだった。
高齢猫のクッキーが膝に乗り、ほっとしたのも束の間。体長九十センチもある猫が、人の言葉で話しかけてくる。
驚いて店の扉を開けると、そこに渋谷の街はなかった。
店が建っていたのは、人間や獣人、エルフ、精霊が暮らす異世界。
美帆は日本から転移してきた店主の紬、ケット・シーのデン、フェンリルのセン、魔法生命体のセティ、そしてたくさんの猫たちと出会い、店で働きながら暮らすことになる。
猫との接し方。
毎日のお世話。
保護と治療。
新しい家族への譲渡。
病気や老い、そして避けることのできない別れ。
猫を助けることは、かわいがることだけではない。
それでも猫の温かさは、居場所をなくした人の心まで救ってくれる。
ここは、猫と人が新しい家族と居場所を見つける店。
異世界の保護猫カフェ「ねこオアシスオハナ」で続いていく、少し不思議で、穏やかな日常の物語。
※実在する店舗「ねこオアシスオハナ」をモデルにしたフィクションです。登場人物、異世界の設定、事件などは創作であり、実在の人物とは関係ありません。