あらすじ
【あらすじ】
グランディア王国は、武勇を何よりも重んじる軍事国家。
名門レインフォード家に生まれたエリオットは、剣の腕がいまひとつ。家柄に見合わぬ「落ちこぼれ」と蔑まれた末、辺境のアステオン要塞へ司令官として追いやられてしまう。
しかし、赴任早々に敵軍の襲撃を受け、要塞は陥落寸前に追い込まれる。
絶体絶命のエリオットたちを救ったのは、司令室を我が物顔で占拠する謎の黒髪の少女・ラビィ。
その正体は、人や獣の感情と生命力を糧にし、土地に根づいて巣――ダンジョンを形成する異形の生命、ダンジョン生命体。
ラビィは、アステオン要塞を勝手に自らのダンジョンとしていたのだった。
【キャラ紹介】
ラビィ、エリオット、ローゼンの三名のイラスト:未
【世界観・背景設定・ネタバレ】
この物語におけるダンジョンとは、ダンジョン生命体が土地に根を張り、自らの巣として作り上げた領域を指します。
物語の舞台は、人間の魔導学がまだ発達していない時代です。
この時代、魔力は本来、ダンジョン生命体だけが扱える固有の力でした。
後の時代、人間はダンジョン生命体の力や生態を研究することで魔導学を発展させ、やがて自らも魔法を扱えるようになります。
ダンジョン生命体であるラビィや、彼女たちが生み出す眷属は、後世における魔族や魔物の祖先にあたる存在です。
本作は、後世では神話や伝説として語られる、魔法や魔族の起源にあたる原初の時代をイメージして制作しました。
ラビィの本体は、アステオン要塞の内部に存在するダンジョンコアです。
少女の姿をしたラビィは、ダンジョンコアが外界を見て、聞き、触れ、自らの意思を伝えるために生み出した器官であり、作中では「自律分体」と呼ばれています。
ラビィが現在使用している肉体は、かつて彼女が初めて心を通わせた盲目の少女のものです。
「ラビィ」という名前も、その少女から与えられました。
少女の死後、ラビィはその亡骸に宿り、自らの魔力と少量の人間的な食事によって肉体を維持しています。