あらすじ
星の光さえ届かない、深海のごとき宇宙。
その暗闇をただ一人漂う探査船「エクスプローラ」。
自分を創り出した博士の記憶と、自分を家族として包み込んでくれたある女性の温もりを胸に、200年もの間、孤独な航海を続けてきたAIロボット「ラブ」。
ラブに課せられた唯一の使命は、滅びゆく故郷の惑星「ウーシャス」を蘇らせるための植物サンプルを見つけ出すことだった。
しかし、257番目の候補惑星においてさえ、残酷な絶望に直面してしまう。
すべての希望が消えかけていたその瞬間、暗闇の中で奇跡のように輝く青き惑星「地球」が目の前に現れる。
再び灯る、かすかな希望の火種。
だが、その燦然たる青い光の下で、ラブは予期せぬ裏切りと、残酷な選択の岐路に立たされることになるのだが……。
記憶を辿るロボット「ラブ」が迎える、宇宙で最も孤独で美しい選択の物語。