あらすじ
──感謝マン。
という、ヒーローじみた格好の男がいた。
彼は、常に感謝している。
彼は、皆に感謝している。
何かをしてもらった、からではない。
彼は先手を打って、ずっと、感謝している。
それは、動作動詞的の感謝ではなく、状態動詞的の感謝だ。
見返りを求めて感謝するわけではない。
それでは、ただの取引だ。
感謝は、因果の因だ。
感謝をすることは、彼にとって、あたりまえなのだ。
感謝すべき対象が、有り難いのではない。
それでは感謝すべき何かを待ち、有難い何かがやって来てから、感謝するような、商人の取引になってしまう。
感謝というのは、それを、当たり前のように常にしてのけることが有り難い、から、ありがとうなのだ。
感謝マンにはそれができる。
だから……
野蛮な悪役にも、感謝で応戦するのだった!!
合掌🙏