あらすじ

源彰人は、一度経験したことは忘れないという力を持っていた。しかしそれは同時に彰人にとって忘れたい嫌な記憶もずっと頭に残るということであり、その記憶は彰人を苦しめていた。その力は彰人にとって呪いでしかない。記憶を増やさないため、極力人との関わりを避けていた彰人だったが、ある日一人の少女、井上菜恵と出会う。菜恵は自分の家の場所がわからず、自分の名前も曖昧だった。翌日、歩道橋から飛び降りようとしている菜恵を発見し、救出する。なぜこんなことをしたのかと菜恵を問いただすと、菜恵は一度寝たらその日の記憶を忘れてしまうことを知る。そして彰人は自分も一度経験したことは忘れることができないことを打ち明ける。今まで彰人が出会ってきた人間はその力を羨み、彰人を蔑んだが、菜恵は彰人に同情した。その優しさに触れた彰人は、彼女の記憶を取り戻すことを決意する。

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小説を読もう2026/07/18
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