あらすじ

王太子の婚約者アリスは、幼いころから優秀だった。 そのため王妃や王太子、国王たちは、面倒な仕事を次々と彼女へ押しつけていた。 災害対策の書類整理、慰問先で勝手に交わされた約束の後始末、王族の代わりの執務。 アリスは食事を取る暇もなく働き続けていたが、家族も婚約者も、彼女がどのような生活を送っているのか知ろうともしなかった。 そして、王家や貴族たちが集まるピクニックの日。 急な大雨の中、皆を避難させるため最後まで会場に残ったアリスは、家族にも婚約者にも忘れられ、一人置き去りにされてしまう。 もう無理。 絶対に帰りたくない。 雨の中を歩き続け、倒れたアリスを助けたのは、異国の公爵アレクだった。 アレクに保護され、初めて温かい食事と休息を与えられたアリスは、自分の知識と能力を生かし、異国で新しい人生を始めることを決意する。 一方、アリスがいなくなった王国では、誰にも処理できない書類が山積みとなり、王族たちはようやく気づき始める。 自分たちが当然のように使っていた少女が、どれほど国を支えていたのかを。 だが、気づいたときにはもう遅い。 これは、家族にも婚約者にも大切にされなかった有能な令嬢が、すべてを捨てて自立し、自分を特別に扱ってくれる男性に出会うお話。 そして、彼女を失った王国は大きな代償を払うことになる。

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小説を読もう2026/07/18
  • 現在の作品置き去りにされた王太子の婚約者は拾われて幸せになる