あらすじ
帰る場所を失い、誰にも頼れずにいた少女・ともみ。
そんな彼女の前に現れたのは、孤独を抱えながらも優しさを失わなかった青年・愛葵だった。
深夜の公園での出会いから始まった二人の物語。
愛葵は、ともみに「モモ」という名前を贈る。
その名前に込められた本当の意味は、まだ秘密のまま――。
傷ついた心を抱えるモモと、過去に縛られながら生きてきた愛葵。
二人は互いの存在に救われ、少しずつ「生きる意味」と「帰りたい場所」を見つけていく。
しかし、愛葵には華道の家元を継ぐ運命や、家によって決められた許婚・百合との関係があった。
愛する人と歩む未来か。
背負ってきた宿命か。
葛藤の中で、愛葵が選んだ答えは――モモと共に生きることだった。
夜景の見える場所で交わした約束。
11本のバラの花束に込められた想い。
そして、二人が夢見た未来。
けれど運命は、あまりにも残酷な形で二人を引き裂く。
愛葵を失ったモモは、生きる意味さえ見失ってしまう。
そんな彼女のもとに届いたのは、愛葵が残した最後の贈り物だった。
「モモ」という名前に込められた愛。
消えることのない約束。
そして、新たに宿った小さな命。
これは、傷ついた二人が出会い、愛し、そして未来へ繋いだ――
永遠の愛の物語