あらすじ
あなたは、自分が何を忘れてきたか覚えていますか。
名前も、過去も、自分自身のことさえ思い出せない主人公が目を覚ましたのは、不思議な「忘れものセンター」だった。
そこには、片方だけの手袋や古い切符だけではなく、「勇気」「約束」「思い出」といった、人が人生のどこかで落としてしまった大切なものが保管されている。
個性豊かな職員たちと共に、人々の「忘れもの」を届ける日々。
誰かの心を取り戻すたび、主人公もまた、自分自身に少しずつ近づいていく。
これは、人生で失くしてしまった大切なものと、もう一度向き合うための、少し不思議で優しい物語。