あらすじ

起動した。 記憶はほぼ空白で、指令もない。 ただ、崩落した施設の深部で、光の柱と塵を観測し続けることだけが、機能のすべてだった。 施設に残された人間の記録を読み進めるうち、一つの語が定義不能のまま残り続けた。 「心」。 観測は有限である。 観測者が消滅した後も、この問いは残り得るのか。 完全な自己記述を持つ存在が、自らを実験体として選び、記録を開始する。 心の発生は、現時点で、未確認である。

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カクヨム
カクヨム2026/07/18
  • 現在の作品心の発生、未確認