あらすじ
魔法も剣も、それなりに使える――ということになっている学院生、ルイ・ウォルト。
本当は規格外の実力を持ちながらも、面倒事を避けるため、平凡な生徒を装って暮らしていた。
そんなルイの周囲には、世話焼きな才女サラ、酒場で働く快活な美少女シル、そして迷宮で命を救った公爵令嬢カレラという、三人の少女が集まり始める。
しかし、生活費を稼ぐために入った地下迷宮で異変が発生。
下層の魔物たちが逃げ出す中、ルイは一人で迷宮の深部へ向かい、災厄級の黒竜を討伐する。
だが、その余波によって迷宮は崩壊。
地上では、ルイは死亡したと判断されてしまった。
彼を失ったと思い込んだ少女たちは、後悔と絶望の末に、死者蘇生の禁術、一族に封じられた秘術、公爵家の権力へと手を伸ばしていく。
優しさは執着へ。
好意は狂気へ。
世界を敵に回してでも、愛する人を取り戻すために――。
その一方で、死んだことになっている当のルイは、迷宮の最深部で首を傾げていた。
「出口が塞がれたなら、上まで全部斬れば帰れるだろ」
これは、平穏に暮らしたい最強の少年と、彼を愛しすぎて少し壊れてしまった少女たちによる、勘違いと激重感情だらけの異世界ラブコメディ。