あらすじ
異能を理由に故郷を焼かれた茜華《せんか》は、今は力を使わずイカサマ女道士として稼いでいる。
彼女の話術と詐術に目をつけたのは、龍翔《りゅうしょう》国の若き皇帝、景辰《けいしん》。信心深過ぎる先帝の影響で、後宮には怪しげな迷信の噂が渦巻いている。それを、茜華の「それっぽい」演出で一掃したいのだという。
「断れば、民心を惑わす偽道士の咎で罰するが」
「これだから権力者って嫌……!」
最初は渋々ながら後宮に入った茜華だが、人為的な「呪いや祟りや神罰」に怯える妃たちを放っておけず、景辰と共に後宮を恐怖で支配する「黒幕」と対峙することを決意する。後宮の各所に潜んだ悪意の謎を紐解くうちに、茜華は彼女の故郷が滅ぼされた本当の理由も知ることになる。
話術とトリックで迷信を暴く、中華謎解きファンタジー!