あらすじ
8世紀末の日本。
地方豪族の家に生まれた真魚(まお/のちの空海)は、控えめに言って「バグレベルの天才」だった。
当時の最高学府である大学寮(現代でいう東大)にストレートで合格し、将来は国のトップエリート官僚になることが確定している、完全無欠のサクセスストーリー。
親戚一同も「我が一族の誇りだ!」と大喜び。
しかし、当の真魚は、大学の退屈な丸暗記授業に絶望していた。
「こんな『決められたレールの上を走るだけの作業ゲー』に、俺の大事な人生の時間を全ベットするの!?」
宇宙の真理や、もっとスケールのデカい『真の学問』を求めていた彼は、ある日「一度見聞きしたものを絶対に忘れない完全記憶能力が手に入る」という怪しい呪文(真言)の噂を耳にする。
「めっちゃ面白そうじゃん! 決めた、俺、大学辞めるわ」
怒り狂う親戚たちを圧倒的な論文(論破)で黙らせ、エリートコースを自らへし折った真魚。身分証もない怪しいフリーランスの修行僧となった彼は、室戸岬の洞窟に引きこもり、限界突破のRTA(リアルタイムアタック)修行に挑む。
そして百万回の呪文の果てに、空から降ってきた「星」を飲み込んだ瞬間——彼の脳内に、大宇宙のソースコードがインストールされた!
「今日から俺は——『空海』だ」
のちに日本の仏教界を根底からひっくり返す、日本史上最強のハイスペック天才僧侶。
彼の、果てしなくスケールがデカくて、常識外れで、少し笑える「真理探求の旅」が今始まる!