あらすじ
現代から異世界へ転生し、魔導のすべてを極めた最強賢者ゼルフィアス・ルクシオン。
しかし彼は、どれほど努力しても「自分だけが届かない魔導の頂」があると知り、絶望のなかで寿命を迎えた。
――そして千年後。
ゼルフィアスは、前世の記憶と規格外の魔術を持ったまま、没落寸前の男爵家の三男として再び転生する。
だが、彼が目を覚ました世界では魔法文明が大きく衰退していた。かつて初歩だった術式は失われ、ゼルフィアスの魔法は“伝説級の禁術”として恐れられるほどになっていた。
「魔力量が低すぎる。貴様は魔法学園の落第候補だ」
名門魔法学園の入学式で、名家の御曹司ローディス・フェルカインはゼルフィアスを笑い者にする。
だが、彼らは知らない。測定器に映らないほど高度な魔力制御を、ゼルフィアスがしていることを。
そして学園で彼を待っていたのは、千年前に教えを授けた長命種の弟子たちだった。
世界最高の魔導院長となったエルフの大賢者リュネフィア。
獣人たちを統べる、戦乙女の女王ガルネア。
人類から恐れられる不死の魔王エクリシア。
かつては幼く、泣き虫で、ゼルフィアスの背中を追いかけていた弟子たちは、千年の時を生きて世界を動かす絶世の美女へと成長していた。
そして三人は、再会した師匠への想いを少しも忘れていなかった。
「師匠を侮辱した者は、私たちが許しません」
「お前たち、昔より話が大きくなっていないか?」
落第扱いされた最強師匠が、弟子たちとともに失われた魔法の真実へ迫る。
理不尽な貴族をざまぁし、学園の常識を覆し、千年前に封じた世界の敵を再び打ち砕く――二度目の転生から始まる、師弟再会・学園無双ファンタジー。