あらすじ

山田ハナが亡くなった。 介護用AI・HM-7は、彼女の死を正確なデータとして処理するはずだった。 しかし、ハナが残した遺言には、不思議な指示が記されていた。 「ハルを連れて、会いに行ってほしい人たちがいます」 共に暮らした灰色の猫ハルとともに、HM-7はハナが最後に託した人々を訪ねる旅に出る。 疎遠になった家族。 かつての親友。 許せなかった過去を抱える人たち。 それぞれの胸に残された想いを届ける中で、感情を理解できなかったAIは少しずつ気づいていく。 人の心は、記録だけでは測れないこと。 そして「ありがとう」という言葉には、人生をつなぐ力があることを。 これは、最後の願いを届ける旅で、ひとつの存在が「心」を知っていく物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/15
  • 現在の作品【短編012】 遺言の旅:最後の願いは、ありがとうを届けること