あらすじ
中学2年の倉田星那(星那)はバレー部所属、背が高く見た目も振る舞いもボーイッシュ、まさにカッコいい系女子で周囲からは「王子」と呼ばれている。
ある日、星那は自分らしくない可愛いワンピース姿を、同じ学年の小野寺遥(はるか)に見られてしまう。小野寺・通称「ちぃ寺」は学年で最も小柄で人懐っこく、周囲からは「妹系男子」呼ばわりされていた。
一人っ子の星那にとって親友の藤崎花凜(かりん)はなにより大切な存在だが、花凜が文化祭の役割をきっかけに同学年の三木唯吾(ゆいご)を好きになり、ひどい喪失感に打ちのめされてしまう。
部活も不調になり、母から転校の話を切り出されるのを恐れ、星那は精神的に追いつめられていく。
いつのまにか声変わりし、かなり背が伸びた小野寺に動揺し翻弄される星那。小野寺も星那と同じ喪失感を抱えていたと知り、小さいはずの小野寺が、自分よりも強くて大きな存在だと気づく。
「誰かに頼ることは、カッコ悪い自分を見せることは、恥ずかしいことじゃないんだ」
思春期に揺れ動く世代の、友情と恋の物語。
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