あらすじ
「 女は子どもを産んでなんぼ 」
そんな言葉を浴びて育った。
母子家庭で育ち、結婚しても幸せになれなかった姉、男に依存して家庭を壊した姉、家を飛び出した末に騙されて子どもと借金を抱えた妹。
そんな家族を見て育った俺は、
ただ一つだけ誓った。
「 結婚しない。妊娠しない。一人で生きる 」
___なのに。
死んでは転生し、転生しては「世継ぎを産め」「結婚しろ」と迫られ、そのたびに潔く自害。
そんな転生人生を何度も繰り返した末、
ようやく辿り着いたのは__。
イケメンしかいない、
どう見てもBL世界っぽい帝国。
しかも俺は、北方国境を守る公爵家の長男にして、
ユキヒョウ族のアルファである…。
ヴァンデ・クリュエル・イルビスに転生していた。
「 よし。今度こそ懐妊エンドは回避できる 」
そう思ったのも束の間、
白鳥の侯爵家のフェル•イグナス。
大蛇である共和国の第六王子メヘン・カー•ウラエウス。
無角牛の倭国から来たゴウテツ•クロゲ。
からの熱烈な好意…。
「醜い私を綺麗だと言ってくれた貴方は、優しい方です」
「君のそばにいると、心はいつもあったかいよ」
「不出来な儂に、優れてると言ってくれた主の役に立とう」
……だから恋愛フラグは、
へし折りたいんだ!!
氷魔法で魔物を串刺しにしながら国境を守る
冷酷伯爵(と言われている)が、
本当に欲しかったのは平穏な独身生活。
俺は妊娠させるのが目的じゃない。
只、純粋に…愛したいだけだ。