あらすじ
没落寸前の実家を救うため、冷酷と噂される侯爵ギルヴェストに嫁いだフェルテシア。
しかし待っていたのは、夫からの冷遇と、彼の愛人サリステアからの陰湿な嫌がらせでした。
邸で唯一の癒やしである温室で、得意のハーブを育てながら耐える日々。
そんなある日、サリステアの自作自演により、フェルテシアは家宝を盗んだ泥棒として濡れ衣を着せられます。
冷酷な目で離縁状を突きつけるギルヴェスト。
しかし、フェルテシアの心は歓喜に震えていました。
「これでようやく、この息苦しい家から解放される!」
満面の笑みで離縁状にサインし、彼女は忠実なメイドと共に光あふれる港街へと旅立ちます。
新天地でハーブ店を開き、生き生きと輝き始めるフェルテシア。
そこで彼女は、身分を隠した隣国の大公ジゼルバートと運命的な出会いを果たします。
一方、彼女を追い出した元夫は、心身ともに破滅の危機を迎えていました。