あらすじ
前世で私は、第二王子妃だった。
けれど、信じていた夫と妹に裏切られ、毒を盛られて命を落とした――はずだった。
目を覚ますと、なぜか十五歳の頃に戻っている。
もう二度と、あんな未来にはしたくない。
そう決意した私は、前世と同じ運命を避けるため、第二王子の婚約者候補から外れることを目指す。
そんな私の前に現れたのは、不遇の第一王子リオン・ノクス・ウィステリア。
王族でありながら冷遇され、孤独を抱えて生きる彼は、なぜか私の計画に協力してくれることになった。
文通に、お茶会。少しずつ距離を縮めるうちに、私は彼に惹かれていく。
けれど、第一王子にはいずれ“運命の公女”が現れる。前世の記憶を持つ私はそれを知っている。
だから、この想いを伝えてはいけない。
――そう思っていたのに。
「君を誰にも渡したくない」
なぜか第一王子の執着は日を追うごとに増していき――?
さらに前世の死の真相を追ううち、王家に隠された大きな陰謀が姿を現す。
これは死に戻り令嬢と不遇の第一王子が、運命に抗いながら幸せを掴み取る物語。